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チューブレス/クリンチャー全盛の時代ですが・・・

チューブラータイヤといえば、以前は自転車乗りには憧れのタイヤ。
でも今はクリンチャーとチューブレスタイヤの技術が向上し、チューブラーよりも安価に、そして素晴らしいパフォーマンスを手に入れることができるようになりました。
それでもやっぱり、チューブラーにしかないあのしなやかな乗り心地は、一度乗ったらハマってしまいます。
そんなチューブラー派に、今回は普段使い用タイヤとして最適な、パナレーサーのプラクティスをご紹介します。
忖度なしです!

4年ぶりにタイヤ交換

私はこれまでコンチネンタルのコンペティションの25cを愛用してきました。
最後にタイヤ交換したのが4年前。
それから8000kmくらい走っています。
これは約167km/月くらいで、少ないな〜と思われたかもしれませんが、私はクリンチャーホイールとチューブラーホイールを季節によって使い分けていたので、年間5ヶ月ほど、距離にすると400km/月くらいはチューブラーで走っていました。
コンペティションは本当に申し分のないタイヤで、転がりの軽さ、グリップに優れていて、さらには空気量が多いので振動吸収性も高くて乗り心地が良く、ロングライドに最適でした。
耐久性も高く、パンクが一度もなかったのはもちろん、タイヤ表面の摩耗も少なく、ゴムの劣化によるひび割れも皆無でした。
でも、さすがに4年以上となると、サイド部分に裂け目が見えてきたので交換することにしました。

普段使いに向いている価格帯でプラクティスに

それで次のタイヤ探しを始めたのですが、チューブラーはもはや過去の存在なのか、以前に比べて圧倒的に商品ラインナップが少ないのでびっくり!
コンチのコンペはまだラインナップにありますが、他のブランドの選択肢は少なく、ミドルグレードを探したのですが見つかりませんでした。
でもまあ、「安心のコンペティションにするか、新しいやつを試すか」、「耐久性を求めるか、消耗品と割り切って廉価モデルにするか」という方針だったので、試したことないやつで廉価モデルを探すことに。
廉価版の代表といえばVittoriaのRallyですよね。
でも、これは最初から眼中にありませんでした。
なぜなら、耐パンク性や耐久性に問題が多そうで、半年持たないような印象だったので。
そうなると、条件に合うのはパナレーサーのプラクティスだけ、ということになり迷わずポチり。
下のサイトで2本セットを購入しました。


取り付けは楽

チューブラーの取り付けといえば、前回コンペで大変苦労した記憶があり少々ビビっておりました。
コンペは本当に硬くて二人がかりで装着しましたが、装着後には両手の爪の間から血が吹き出るほどだったのです。
これがトラウマになり、今まで交換しなかったというのも正直あります。
ちなみに、ポチったやつは下の状態で届きました。

今回の交換でもう一つ驚いたことが。
なんとミヤタのチューブラーテープは生産終了になっていました。
以前はどこのショップに行っても、チューブラーテープといえばこれ!
という感じであったのですが、残念です。
でも、同じ価格帯(1本1200円程度)のものをミズタニさんが出しているので、そちらを購入しました。
実際にリムに貼った感じもミヤタのものとほぼ同じですね。

この後タイヤを装着し、それを苦労話として書こうと思ったのですが・・・
想像以上にあっさり、でした(笑)
クリンチャータイヤの装着を少し楽にした感じで、ちょっと力は必要ですが、コンペの時のように流血はなかったですね。

ちなみに、「プラクティスは精度に問題あり」という記事をチラホラ見かけましたが、センター出しもほぼ不要でした。
こちらもいい意味で拍子抜け。

100km走った感想

実際には30km、70kmと2回に分けて走っています。
最初の30kmはいわば慣らし。
シェイクダウンですね。
漕ぎ出しの最初の印象は「軽っ!」
そりゃそうだ。
25cに比べて重量が軽いので。
そのあとは滑るような軽やかな感覚。
転がり抵抗の低さを感じます。
一方で気になったのはゴツゴツ感。
空気量が以前のタイヤに比べて減ったからだと思いますが、ちょっと荒れたアスファルトだと結構感じました。
細い振動を拾い続けると早々に疲れてきます。
「やっぱり廉価モデルだから、ここは許容しないとな」
そんな気持ちで最初の30kmは終了。

1週間後に70Kmほど走ってみました。
最初の印象「軽っ」は相変わらずですが、ゴツゴツ感はあまり感じません。
身体が馴染んだのか、それともタイヤが熟れてきたからなのか。
全然印象が変わりました。
平地の70kmだったのですが、すごく快適に気持ちよく走れましたね。
転がり抵抗の低さを体感できます。
本当にスルスルと進む感じでなんとも快感。
かといってすっぽ抜ける感じはなく、グリップそこそこで手抜きなしです。
安心して身を任せられる優れもの。

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結論:買い!です

インプレ記事が少ないゆえにいろいろ心配もありましたが、これは間違いなく”買い!”です。
コンペを100点だとすると、プラクティスは70点くらい。
廉価版として十分ではないでしょうか。
今後は耐久性に着目していきたいと思いますが、仮に「1年後にパンクして交換」となったとしても、1本5000円程度なので許容範囲でしょう。
チューブラータイヤが衰退しつつあっても、この乗り心地に代わるものはないですよ。
根強いファンも多いでしょう。
そんな方々の参考になれば幸いです。

追記(2024.7.7)

その後トータルで400kmほど走りました。
200km過ぎる頃からグリップも感じられるようになり、転がりの軽さと併せて快適な乗り心地になりましたよ。
これまでの私の感覚では、タイヤ本来の性能発揮まで200km程度の走行が必要と感じていたので、その辺は標準的だと思います。
硬さもすっかり取れてしなやかさも出てきました。
あとは耐久性のチェックです。
6ヶ月後くらいにまたレポートします!

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