自由気ままに

一人で孤独に走るサイクリングの醍醐味は、何といっても気ままにあちこち立ち寄れること。
綺麗な風景を見つけた時とか、気になる丘を登ってみたくなった時とか。
誰かに気を使う必要もなく、全部自由です。
中でも神社を見つけると、その大小問わずなぜか行ってみたい気持ちになります。
神社がある場所は、ちょっとその周辺とは異なる、独特の雰囲気を醸し出していますよね。
ポツンとした林に囲まれていたり、突出した小高い丘の上にあったりと。
実際に訪れてみると、周りの喧騒から隔離されたような、自然の音だけが響く空間で、何かスピリチャルなものを感じてしまいます。
いわばパワースポットです。
そしてほとんどの神社には、その由来が記された石碑や看板がありますが、これを読んでみると、その地域の歴史も理解できたりと、なかなか楽しいものです。
神社は木々に囲まれているところが多く、ベンチもあったりするので、夏は木陰でちょっと一服、冬は風を避けて休憩するなど、サイクリング中の回復スポットとしても最適ですよ。
皆さんにもその魅力を知って欲しいので、これまで僕がライド中に立ち寄ったオススメ神社を紹介していきたいと思います。
今回は多摩川CR沿いにある舟島稲荷大明神を紹介しますね。

川崎市の舟島稲荷大明神

舟島稲荷大明神は川崎市多摩区にあります。
多摩川CR右岸コースの二ヶ領せせらぎ館のすぐ近くなので、知っている人も多いと思います。
いつ建立されたのかは分かりません。
数百年前から治水興農の守護神として祀られてきたようです。
石碑に刻まれたゆかりによると、この神社はたびたび水害に見舞われ、境内の位置も何度か移設しています。
昭和12年の洪水では、本来あった御神木も流されてしまったとありました。
今の形になったのは昭和54年みたいです。
最近では滅多に洪水にならない多摩川も、以前は治水に苦労したことが伺えます。
CR沿いから見える真っ赤な鳥居は、参道脇からの入り口です。

CR沿いから見える鳥居(参道脇の入り口)

本来の参道入り口には2つの鳥居がある珍しい構造。
なぜこのようになっているのかは不明。
色々な神社に立ち寄っていますが、2つの鳥居がこんなに近いのはあまり見かけないですね。
手前の鳥居は明治時代に建てられたものです。歴史を感じますね。

参道
本殿

川辺には木陰のベンチがあるので、ついでに小休止しました。
川のせせらぎを聴きながらしばし目を閉じてみると、本当に疲れが吹っ飛びますね。
そして静かに目を開けて川面を見ていると、「よし、もう一踏ん張り!」と力が湧いてきます。
休憩スポットとしてオススメなので、近くを走行する際は一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
場所は下の地図の通りです。

今日も訪問頂きありがとうございました。

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