ラーメンと思わない方がいい

猛暑の中、下北沢にある「純手打ち 麺と未来」さんに行ってきました。
お店の奥にガラス張りの製麺室がある、まるで蕎麦屋かうどん屋さんのようなお店。
ラーメンを食べたくて行ったのですが、結果的に僕の中ではラーメンではありませんでした。
麺はもはや麺ではなく、どこかの郷土料理を食べているような感覚。
「ラーメン」と思って行くと「失敗した!!」と思うかもしれません。
なので、ラーメンと思わない方がいいです。
なぜか?
その詳細をレポートします。

スープは素晴らしいが好みが分かれる麺

お店は小田急/京王下北沢の駅から歩いて3分程度のところにあります。
あまり目立つような看板もないので、初訪問では見つけにくいかもしれません。
店内はカウンター席のみの小さなお店ですが雰囲気は抜群。
券売機で「特製醤油(手打ち)」を購入して着席。
冷房がほとんど効いていない店内で、滝のように汗を流して待つこと13分。
ラーメン到着です。
見た目は透き通った醤油スープがうまそうに見えます。

トッピングはチャーシューのほか、ワンタンも入っていてかなりボリューミー。
で、まずはスープを一口。
鶏ベースに鰹を追加した感じの、あっさり系ですがなかなかよくできています。
これは素直に美味しい。
しかし・・・
麺をリフトしてみてびっくり!

極太を通り越してもはや別物!
2本リフトするのが精一杯でした。
で、一口いただきましたが、これも「すする」のではなく「一口づつ食べる」といった感覚。
もちろん、食感も麺でありません。
「もちもち」というよりは「クニュクニュ」した感じ。
味わいも麺ではありません。
例えるなら、地方で郷土料理を味わっているような感覚。
そう、まるで山梨の「ほうとう」か、大分の「だんご汁」。
すいとんにも似ています。
麺の量はそれほど多くはないのですが、普通のラーメンのようにスルスルと入っていかないので、早い段階でお腹に溜まっていくのを感じます。
この麺、好みが分かれそうですね。

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サービス精神とおもてなしにあふれるお店だが・・・

特製を選ぶとワンタンが付いてきます。
ラーメンにワンタンは好みではないのですが、このワンタンは海老のすり身でできていて、普通に美味しかったですね。
チャーシューも期待通りの味。
でも、このお店の一番は味玉!
黄身の絶妙な固さと味付けに感動しました。
これは一食の価値ありますよ。
そして、お店の人のホスピタリティが素晴らしい。
エアコンが効いていないことを詫びつつ、追加のお水を注いでくれたり、食べ終わったお客さんに感想を聞いたいり、お礼を言ったり。
すっごくいい人がやっているお店で、エアコンが効いてなくても居心地は良かったです。
でも、もう一回行くかと言われれば・・・
正直微妙です。
なぜなら、麺はやっぱりすすりたい!
ラーメンですから、麺は絶対に妥協できません!

個人的には思うところが諸所ありますが、「純手打ち 麺と未来」さんの特製醤油の評価は以下の通り。
(満点は5つ星)

・こってり感:★
・麺の味と茹で加減:ー(ラーメンの麺ではないので)
・トッピング:★★★★
・味変の楽しみ:ー(できません)
・オススメのシチュエーション:ラーメンを食べたくない時