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最近感じていたライド時の不具合

以前の記事「167cmが一番難しい?フレームサイズで悩んだ時は大きめサイズを選ぼう!」で、フレームのサイズ選びについて触れた際、今乗ってるC59のステム長が試行錯誤の結果、80mmになった件についてお伝えしました。
80mmに落ち着いたのが2014年。
かれこれ8年くらい、それで全く不満も不具合も感じることなく1万km以上乗ってきましたが・・・

ここ最近、「もうちょっと楽に前傾姿勢が取れないかな?」と思い始めるようになりました。
これは50km以上走るときに顕著で、普通に乗っていると、なんだか突っ立っているような感覚がありまして。
サドルに全荷重がかかるような、そんな感覚です。
なので、腕、座面、ペダルに均等に荷重がかかるよう、前傾を深くする必要があったのですが、長年染み付いたライド姿勢が自然に変わることはなく、相当意識して体を前に倒さないと、理想のポジションが取れず、これがちょっときつかったです。

そこで「ハンドルをもう少し遠くにすれば、自然に前傾が深くなるかも」と思いつき、ステム交換を決意しました。

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ポジションが変わった理由

8年近く何の不具合もなく快適に乗っていたのに、なぜ変わってしまったのか?
その理由はここ2年のジム通いにより、2つの変化があったからだと思っています。
まぁ、個人的な思い込みかもしれませんが(笑)

理由その1:柔軟性が増した

ジムに通うようなってから、トレーニング前後にストレッチをするようになりました。
だいたい1回につき10分程度はしっかり体を伸ばしています。
ジムには平均して週2回の頻度で通っていますが、それ以外でも、例えば風呂上がりとかにも、軽く前屈とかやっています。
その結果、体の柔軟性が以前とは比較にならないくらいアップしましたね。

理由その2:上体の筋肉が強化された

ジムでは、主に大胸筋と広背筋、そして腹筋を鍛えています。
大胸筋を鍛えるのに、チェストプレスというマシンを使っていますが、最初は20kg程度しか上がらないくらいのヘボさが、今では70kgまでいけるようになりました。
胸の筋肉もピクピク動かせます。
そう、なかやまきんに君のように。
上体の筋肉が強化されるにしたがい、より深い前傾姿勢をとっても上体が安定するようになってきました。
以前は、前傾姿勢をとると腕に全荷重がかかっていたのですが、それも解消されましたよ。

以上のように、体の柔軟性と筋力アップで、乗り方に変化が生じたのだと思います。

DEDAのZERO2をチョイス

新しいステムは、迷うことなくDEDAのZERO2をチョイス。
なぜかって?
それは、今までもZERO2を使っていたことと、そもそも、ステムにこだわりを持ってもあまり意味がないという、個人的な経験があったから。

ZERO2を使う前は、某メーカーのチタンボルトがついた軽量をステムを使ったこともあります。
でも、ステムの軽量化って、それほど効果を感じられないんですよねー。
しかも、当時のチタンボルトは、トルクレンチを使って規定のトルクで締め付けても破断することがありました。
ステムはハンドルとフレームを繋ぐ重要なパーツ。
安全にも関わるものなので、実感できない軽量化よりも安全が最優先。
という訳で、剛性に関して安心感のあるクロモリボルトのZERO2を選びました。

とは言え、ステム長が1cm伸びたら重量がどんだけ増えるのか、気になる方もいるかと思いましたので、念のため重量測定。
そしたらなんと・・・

左の写真が8年間に装着した80mmで、右が今回購入した90mm。
ステム長が1cm伸びたのに、重量は3g軽くなっています。
長さの比較は下の写真を参考にして下さい。

ちなみに、DEDAのZERO2は下のリンクから購入できます。
ショップで買うよりちょっとお安めです。

DEDA(デダ) Zero 2 シュレッドレスステム (31.7) ブラック

交換作業

ステムの交換は簡単です。
取り外しはフォークのキャップを外し、フォーク側のステムのボルトを緩め、ハンドル側のボルトを取り外せばOK。
5分とかからない作業です。
取り付けはその逆なので、こちらも作業そのものは簡単なのですが、締め付けは必ずトルクレンチを使ってください。
オーバートルクになると、クロモリボルトでも破断する恐れがあります。
また、ハンドル側のボルトの締め付けは、全て均等になるように注意してください。
下の写真のように、隙間が均等になるように。

左右だけでなく、上下も均等にしてくださいね。
説明書にも注意事項として記載があります。

あと、装着した翌日に、再度トルクレンチで締め付けることをオススメします。
金属は力を加えると伸びるので、時間が経つと締め付けがちょっと緩くなることもありますので。

インプレ

見た目に劇的な変化はなし。
下の写真の左が80mm、右が90mm。
ステム長に不自然さがなくて一安心。
ビジュアルも大事ですからね。

ハンドルは、気持ちアップライトになるようセッティングしてみました。
で、その状態で30kmほど試走。
最初のインプレは、(当たり前ですが)ハンドルがやや遠くなったのを実感。
平地巡行、下坂、斜度5%程度のダラダラ登り、12%のややきつい登りを試してみました。
平地巡行と下坂では、前傾姿勢が以前より取りやすくなりましたね。
登り坂はシッティング、ダンシングともに違和感ゼロ。
どんな乗り方でも、1箇所に荷重が集中することなく、体全体がうまく使えている感覚が(←プラセボ?)。

とりあえず、今回のステム交換は、今のところ大成功(^^)v
次回は、ハンドルを水平にセッティングして試してみますので、またレポートしますね。

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