初訪で食べるべきはどっち？赤坂見附のなかごの純粋豚そば醤油と背脂焦がし醤油

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透き通った豚骨スープのなかごさん

赤坂見附付近には３本の飲食店街がありますが、なかごさんはその真ん中、赤坂みすじ通りにある人気店。
平日のお昼時はいつも行列で、１２時過ぎに行くと、お昼休み中にオフィスに戻れるか心配になるくらい並んでいます。
看板メニューは透き通った豚骨スープが特徴の純粋豚そば。
豚骨なのに透明という、ちょっとサプライズなスープが見た目にも魅力的。
個性を感じます。
ほかには、数量限定の「純粋豚そばのどくろ」というメニューもあります。
どんなメニューでも、”純粋”にこだわりがあるようですね。

１回戦：スープ対決

今回は、同一週内に１日空けて２杯頂きました。
特に条件を揃えるとか、そんな考えがあった訳ではなく、単純に行ける日に行ったらそうなっただけです（笑）
では、スープ対決から。

背脂焦がし醤油

その名のとおり背脂がしっかりチャッチャされていて、スープからは背脂のいい香りがします。
これだけで十分に食欲がそそられます。
ただ、「焦がし」の要素は感じられません。
とりあえず一口いただくと、しっかりした豚骨の旨みに加え、背脂の甘みがあり、完飲間違いなしの味わい。
刻み玉ねぎがいいアクセントになっていて、最後まで飽きさせない工夫が感じられます。
それにしても、醤油の風味と背脂って本当に相性抜群ですね！

純粋豚そば醤油

見た目は薄味に見えますが、豚骨の味わいはしっかり感じます。
ただ、普通の白濁した豚骨と比べると、香りは抑えめ。
「豚骨＝豚骨臭」の方にはちょっと物足りないと感じるかも？
それでも、見た目とは裏腹の濃厚なテイストなので、サプライズ感は十分あってクセになりますよ。

判定

これは一口目にインパクトがあった背脂焦がし醤油に軍配！
ただ、ランチではなく飲み会のあとで「小腹空いたな〜」の気分だったら、純粋豚そばだったかもしれません。

２回戦：麺対決

麺対決は純粋豚そばからいってみましょう。

純粋豚そばの細麺

純粋豚そばは細麺を採用しています。
これはまさに博多ラーメンを彷彿させる麺。
ちょっと硬めに茹でられており、気持ちの良い歯応えと、低加水麺独特の小麦の香りがあります。
博多風龍さんの麺に近いイメージですね。
この豚骨スープともマッチしていて美味しいです。

背脂焦がし醤油の中太麺

こちらはやや縮れた中太麺。
純粋豚そばの麺は白色でしたが、背脂焦がし醤油の麺の黄色味がかっています。
「中太なのでもっちり食感かな？」と思ったのですが、これが違うんですねー
なんと、細麺をカタで注文したようなプツプツした食感。
これがいい意味で期待を裏切ってくれました。
麺が太いぶん、味も香りもしっかり楽しめます。
おそらく、麺だけいただいてもペロリですね。

判定

これはもう、圧倒的に背脂焦がし醤油の中太麺。
どんなシチュエーションでいただいても、間違いなく美味しく食べられます！

３回戦：トッピング対決

最後の戦いはトッピング。
こちらは背脂焦がし醤油から。

背脂焦がし醤油のトッピング

メインのチャーシューの他に、青ネギと玉ねぎの刻み、揚げエシャロット、そして写真では分かりづらいのですが、チャーシューの下にもやしもあります。
チャーシューは「これぞチャーシュー！」といった感じで美味しいです。
期待通りの豚肉の香り、味がします。
正直、揚げエシャロットの効果はよく分からなかったのですが、刻み玉ねぎのおかげで、背脂スープををダラっとさせずに最後まで引き締めてくれます。

純粋豚そばのトッピング

純粋豚そばのトッピングはシンプルです。
それがいいですね。
ほうれん草のお浸しと思われるものが、ちょこんとチャーシューの上にのっかていますが、これにスープを染み込ませていただくと絶品です。
また、５粒ばかりのイクラですが、これがけっこういい仕事してくれます。
豚骨スープと魚卵の濃厚なテイストは素晴らしい組み合わせ。
チャーシューは背脂焦がし醤油と共通のようです。
いずれにせよ、こちらのトッピングは、スープの味を邪魔せず、しっかり引き立てる役割に徹している印象でした。