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「期間限定」は冒険しすぎのイメージだが・・・

有楽町線飯田橋駅のすぐそばにある、ラーメンファンにはたまらないビル。
その名も飯田橋ラーメンビル。
1階から3階のそれぞれのフロアに、ラーメン屋さんが1店舗あります(3階の「大辛にんにく赤い虎」さんは無期限休止中)。
全ての店舗を周り、その中で最も気に入ったお店、「つけ麺まぜそば大やま」さんの全メニュー制覇をするこの企画。
前回は特製大やまそばを頂き、心から満足しました。
(その時の記事はこちら→「続・飯田橋ラーメンビルを攻める つけ麺の大やまを食べ尽くす(特製大やまそば編」)
そして今回は、大やまさんのメニューの中で唯一の「汁あり」である、あごだしラーメンにチャレンジすることに。

看板には「期間限定」の文字がありますが、この手のものって、何だか冒険しすぎなものが多くて、あまり良い思い出がないのが正直なところ。
しかし、これを乗り越えないと全メニュー制覇はなし得ない。
ということで、肚を決め行ってきました。
果たしてその結果は・・・

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スープと麺の調和は完璧

今回は平日の12時ジャストに到着。
幸い、カウンター席が一つだけ空いていて待たずに座れました。
メニューは決まっていたので、着席と同時に「あごだしラーメン」を注文。
窓際の席で直射日光を浴びながら、ラーメンの到着を待ちます。
ここは太麺で茹で時間がかかるので、「このまま10分以上待つのかな〜」と思っていたら、なんと5分程度でラーメン到着。
「はやっ」と思いましたが、麺を見て納得。
かなりの細麺でした。

スープからは魚系のいい香りがします。
トッピングは赤身のチャーシューと普通っぽいチャーシュー。
これが看板にあった「2色の自家製チャーシュー」ということですね。
そのほかはメンマ、海苔、刻み玉ねぎ。
この辺はオーソドックスな編成です。

で、まずはスープを一口。
最初の印象は「ん、何だか甘みが強い?」で、もう一口頂くと・・・
来たよ来ましたよ、魚介独特の風味が。
しかし、この時点で際立った特徴はそれほど感じなかったですね。
続いて麺をリフトしてみると、細いながらも大やまさんの麺の特徴が見て取れます。

これをスープによく絡めて頂いてみたところ・・・


う、うまい!!

マジでうまいです。
スープだけではそれほど感じなかった個性が、麺と一緒になると飛び抜けた味に変わりました。
スープと麺の調和が抜群です。
麺の味がしっかりしているので、スープの旨味が強調されるのですね。
茹で加減も文句なし。
プツプツと心地よい歯応えです。
2色のチャーシューはどっちも美味しいのですが、個人的には普通の方が好きかな。
チャーシューらしい味が濃いので。
ここは好みの分かれるところですね。

レモンを絞ると驚きの変化

予想外の味に感動しながら食べすすめていたのですが、途中でふと「これにレモン搾ったらどうなるだろう?」と思ったので、無料でいただけるレモンをオーダー。
思いっきり絞った後で、そのまま皮ごとスープの中に投入。
麺をひと啜りしてみたところ、驚きの変化が。
元々、魚介と柑橘類の相性は良いと思うのですが、もはやそれ以上です。
爽やかなレモンの香り、揮発性の高い酸味、魚介のコク、麺独特の小麦の甘みと香り。
これが全て重なると、さっきまで食べていたものと違う美味さに出会えます。
お見事!

レギュラー化してほしい!

窓際のカウンター席で、直射日光を浴びつつ汗ダラダラの中で完食。
スープは危うく完飲してしまいそうになりました。
「期間限定ものは、あまり期待できない」という自分の中の常識が完全に覆りましたね。
これはぜひレギュラー化してほしい1杯です。
そんな大やまさんの「あごだしラーメン」の評価は以下の通り。
(満点は5つ星)

・こってり感:★★★(あっさりうまい!)
・麺の味と茹で加減:★★★★★
・トッピングの種類と量:★★★★(チャーシューが選択できればいいですね。)
・味変の楽しみ:★★★★★(レモン、ありがとう)
・オススメのシチュエーション:時間がないけど最高の1杯を食べたい時

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