半生サーモンから徐々に旨味が染み出し味変していく麺魚の特製サーモンらーめんは必食の一杯！

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魚介系ラーメンの中でも、とりわけ個性が際立つ真鯛らーめん麺魚さん。
以前もこちらで濃厚真鯛らーめんを頂いて感動しました。
（その時の記事がこちら→天一の鯛バージョン、麺魚はドロっとした濃厚旨味と全粒粉の麺がクセになるお店）
看板メニューはもちろん真鯛らーめんだと思いますが、サーモンらーめんも必食の一杯です！
本当に食べて損なしの旨さですよ。

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レアのサーモンがどっかり！

訪問したのは前回と同じく錦糸町の本店。
平日の１２時ちょっと前に到着。
この時間で空きは２席でギリギリ待たずに座れました。
今回は特製サーモンらーめんをチョイス。
お店に行く前から決めていたので、迷わず券売機のボタンをポチりと。
ちなみに、普通のサーモンらーめんとの違いは具材のサーモン。
普通がスモークサーモンに対し、特製は切り身のサーモンです。
着席して待つこと5分。ラーメンが到着しました。

まず目を引くのが、麺の上に乗っかったサーモン！
もうどっかりと、これでもかと言わんばかりの量です。
このサーモン、表面は熱が通っているようですが、中身は生の状態。
つまりレア（半生）。
これは見るからに旨そう！
そしてスープの色は、サーモンの切り身の色そのもの。
香りもサーモン。
まさにサーモン尽くしの一杯で、食べる前から味がしてきそう。

サーモンそのものの旨味を凝縮

まずはスープを一口。
これは期待通りの味！
サーモンの切り身をそのまま液体にしたような、濃厚な旨味です。
麺をいただく前に、具材のサーモンの切り身をちょっとスープに浸して食べてみました。
表面の火が通った部分は温かく、スープの旨味を吸い込んでいます。
一方、中身の生の部分は、サーモンの刺身のような味わい。
寿司で食べるサーモンの握りのように、切り身の旨さがダイレクトに感じられます。
このギャップは素晴らしい！
逃げ場のないサーモンの旨さの中にある麺は、真鯛らーめんと同じく全粒粉タイプ。
ここの麺って、本当にスープにマッチする完璧な麺だとつくづく思います。
茹で加減も抜群です。

食べている間にオートマチック味変

サーモンの切り身は３分の１だけそのまま頂き、残りはスープに浸した状態で麺を食べていたところ、徐々に味に変化が・・・。
麺に絡むスープの旨味とサーモンの香りが増強されてくるのです。
そうです。
スープの熱でサーモンの生の部分に火が通り、その結果、サーモンの旨味がスープに溶け出していたのです。
これは嬉しいサプライズ。
だって、オートマチックにいい塩梅で味変してくれるのだから。
そして、よく火が通った直後のサーモンは、もともと新鮮だったから心地よい弾力があり、且つスープの塩味と一体となって絶妙な旨さ！
寿司屋で食べる生サーモン、炙りサーモン、漬けサーモンの握りが１杯で味わえる、まさに寿司のようなラーメン。
途中、生姜と柚子胡椒を加えてみましたが、少量でも十分に素材の味を引き立ててくれました。
これは計算し尽くされた１杯だと思います。
本当に素晴らしい！