すごい煮干ラーメン凪は本当にすごい！もうこれ以上の煮干し系は存在しないと思う極上の一杯だった。

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多摩センターに知らないうちにオープン

先日、多摩センターに行った時のこと。
コロナの影響か、駅構内の店舗が相次いで閉店となってしまったのですが、その後に眼鏡屋さんとかがオープンしてたりして、「雰囲気がずいぶん変わったなぁ〜」と、普段あまり立ち寄らないゾーンに入ってびっくり。
なんと、ラーメン屋さんができているではないですか！
しかも、新宿にもある有名店、「すごい煮干ラーメン凪」さん。
カウンター席がいくつかあるだけの小さな店舗ですが、空席が一つ。
「これは何かのご縁」と、何も考えることなく券売機の前へ。
それほど空腹ではなかったのに。
果たしてその結果は・・・

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「すごい！煮干しラーメン」にしてみた

券売機のメニューはとてもシンプル。
「すごい！煮干ラーメン」と、それにトッピングを追加しただけのものしかありません。
小さな店舗なので、メニューを限定しているようです。
で、選んだのは、一番ベーシックと思われる「すごい！煮干ラーメン」。
食券を買って、空いているカウンター席に着席。
まるで何度も来たことあるような顔して「並で」と麺の量を指定。
すると、お店の人から「味のお好みは？」と。
事前知識なしで入店したので、この問いかけに対応できずフリーズ（笑）
「え、どんなのが選べます？」と聞いたところ、お店の人が割り箸のところにあったお好み一覧表を指差しながら、「ちょっと辛いのが入りますが、辛さが苦手でなければ、真ん中の『オススメ』を選んでみて下さい。」と。

まぁ、何も考えてなかったから、当然のように「じゃ、それで」と。
強烈な煮干（であろう）スープに、「辛さ」とは？？？
全く想像できないまま（←少しは想像力を働かせよう）、とりあえず自分でコップに水を汲んで待ちました。

心地よいえぐみとほろ苦さ

待つこと７分でラーメン到着。
最初にそのビジュアルにちょっとびっくり。
「何じゃ〜、この白い帯状のものは？」と。

恐る恐る（←大げさ）割り箸の先っちょで突いてみると、何だかきしめん的な感触。
カウンターのところにあった説明をみると、どうやら麺の生地を平たく伸ばしたものらしい。
そうと分かると、急に美味そうなものに見えてくるから不思議です。
ちなみに、トッピングはこの伸ばし麺（仮称）以外に、ネギ、チャーシュ×１、その上に辛そうなタレ、そしていりこ。

いりこは、後半にふにゃふにゃになったところで頂こうとスープの奥へ。
辛そうなタレを馴染ませる前に、まずはスープを一口。

こ・れ・は・す・ご・い！！

煮干しを前面に押し出したスープなので、想像通りえぐみの効いた味わいなのですが、全く嫌な感じがないのです。
それどころか、「えぐみってこんなにいい味なんだ」と感心してしまいましたね。
そして、ホロっとくる苦味もいい味出してます。
上手い例えができないのですが、コーヒーって苦さが美味しさですよね。
それと同じで、煮干スープは苦さが美味さなのです。
デフォルトのスープを味わった後、辛そうな赤いペーストをスープに溶いて、改めて一口。
これ、激うまです！
辛味と煮干しって、こんなに相性抜群なんですね〜
次回は、２辛くらいにしたいと思います。

麺も素晴らしい

スープを楽しんだ後は、いよいよ麺へ。
リフトしてみると、なぜか普通の麺より短い感じ。

でも、ゴツゴツしたビジュアルは「これ絶対小麦の味が濃いやつやん！」と思わせるもの。
で、ひとすすり頂いてみると、はい、正解。
小麦のいい香りが鼻に抜け、そして独特の甘みが舌を刺激します。
全然スープに負けていませんよ。
茹で加減も申し分なく、最適な噛み応え。
麺が短いので、豪快に啜ることはできませんが不満はないです。
麺の次は伸ばし麺。
正直、最初は「これ、いらないな〜」と思ったのですが、この一杯には不可欠なトッピングです。
スープを程よく吸った優しい食感で、麺とはまた違った魅力がありますね。