ワイルドかつ上品な煮干しラーメンが味わえるお店

新宿3丁目にある鈴蘭さんを再訪しました。
今回はスタンダードな煮干し中華そばを頂きましたが、前回の「炭焼鯵煮干そば」(→「偶然見つけた煮干系の鈴蘭さんで頂いた「炭焼鯵(アジ)煮干そば」は極上の一杯だった!」)とは違って、煮干しの旨味の中に動物系の旨味も感じられる、上品かつワイルドな素晴らしい一杯でした。
スープの味、食感から勝手に「庄の系」と名付けさせて頂きましたが(笑)、今年は新しい煮干ブームが来るかもしれませんね。
では、詳細をレポートします!

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お昼のピークが過ぎても客足の途絶えない人気店

今回も平日のお昼に訪問しました。
時間は13時を過ぎていましたが、お店の中はほぼ満席。
お昼のピークを過ぎた頃でもこの客入りなので、人気があるお店だと思います。
立地は最寄りが都営新宿線の新宿駅。
地下道を通ってC6出口が一番近いのですが、JRや小田急の駅からは若干遠いです。
それでもお客さんが集まるから凄いですね!
もし、ゆとりある空間で落ち着いて食べたいのなら、開店直後がいいかもしれません。

スタンダードな煮干中華そばは麺が選べる

今回は「このお店であの一杯」と狙って行ったので、最初から煮干中華そばと決めていました。
券売機で食券を買って、カウンターに券を置いた後でセルフサービスのお水を取ってきて着席。
カウンターの前に貼ってあったラーメンの説明を読んでいると、なんと中華そばは麺が「中太縮れ麺」か「低加水麺」から選べるとのこと。

いや〜失敗!
店員さんが来るタイミングでお水を取りに行って不在にしてしまったので、注文を聴きそびれたのでしょう。
仕方ないですね、お店は満席に近くて忙しそうだったので。
でも、「前回頂いた時の麺は最高に美味しかったので、どっちが来ても大丈夫!」となぜか自信を持って待つことができました。

煮干の背景に動物系も感じられる素晴らしいスープ

着席から5分ほどでラーメン到着。
麺を観察してみると中太麺でした。

たぶんデフォルトが中太縮れ麺なのでしょう。
スープからは期待通りの濃厚そうな煮干の香りが漂ってきます。
この香りには魚臭さというよりも、旨味臭さがありますね。
まずはスープを一口。
最初に煮干が舌を刺激した後、動物系の味わいが少しづつ姿を現してきます。
これは美味いですね!!
煮干独特のえぐみは感じますが、これがまた上品なので、むしろえぐみを旨味に感じちゃいます。
舌の上でちょっとザラザラした食感もありますが、濃厚な煮干スープ故のもの。
僕はこの感触が好きです。

時折、トッピングの刻み玉ねぎがいい感じで口の中をリセットしてくれるので、食べ飽きることなく、食欲旺盛な状態を最後まで維持できすよ。

麺のことをよく知っている人が茹でた麺

「何を当たり前な」と思われたかもしれませんが、意外と茹で過ぎ、固過ぎのお店もあります。
なので、自分の評価には必ず「茹で加減」が入っているのです。
で、図らずも頂くことになった中太麺をリフトしてみると、黄色みがかったモチモチ食感ぽいビジュアル。

これを口に含んでゆっくり噛み締めてみると、固過ぎずやわ過ぎず、なんとも言えない心地よい食感!
これ、麺のことをよく知っている人が茹でた(というか茹で時間を決めた)と思います。
味も強烈な煮干に負けず、むしろ煮干が麺の引き立て役になって、小麦の味と香りを際立たせてくれます。

勝手に「庄の系」とカテゴライズ

あまりの美味さに夢中で食べ進めている時、ふと「これは麺や庄のさんっぽいな」と思いました。
鈴蘭さんが庄のさんにインスパイアされたかどうかは分かりませんが、この濃厚煮干のテイストはそれに近い感じです。
でも、庄のさんは確か豚骨も入っていて、もうちょっとドロっとした感じなので、ちょっと違いますかね(笑)

そんな鈴蘭さんの「煮干中華そば」の評価は以下の通り。
(満点は5つ星)

・こってり感:★★★★
・麺の味と茹で加減:★★★★★
・トッピング:★★★★
・味変の楽しみ:ー(できませんが、トッピングの刻み玉ねぎで十分でした)
・オススメのシチュエーション:煮干に対する苦手意識を克服したい時

僕は元々煮干系がそれほど好きではなかったのですが、最近はお気に入りになりつつあります。
今年は煮干ラーメン、来ますね・・・たぶん。