尖った味を求めて「味噌」を選択

本シリーズの第1回目に訪問した京都ラーメン森井さん。
背脂と醤油のビジュアルに大いに期待したところでしたが、それほど「個性際立つ」というものではありませんでした。
参考→飯田橋のラーメンビルを攻める(1F編)京都ラーメン森井の熟成醤油はどこかで食べた味
決して「まずい」という意味ではありません。
美味しいことには間違い無いのですが、もっと尖った味を期待していたので、ちょっと拍子抜けだったというだけです。
ということで、2回目の訪問となる今回は、「このお店でこれを注文する人はあまりいないのでは?」と思えるようなメニューでリベンジ。
選んだのは「味噌」。
辛味噌ではなく、普通の「味噌」。
鶏ベースに背脂の味噌ラーメン。
想像すると美味そうなのですが、果たしてその結果は・・・

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相変わらず操作方法がよく分からない券売機(笑)

訪問したのは平日の12時30分頃。
そろそろお昼のピークが終わりそうな時間帯でしたが、カウンター席の空きは2席ほどしかなかったです。
僕は運よくそのうちの1つをゲット。
後から来たお客さんは、地下の席に案内されていましたね。
相変わらずの人気ぶり。
そして「相変わらず」と言えば、ここの券売機の操作の難しさ。
タッチパネル方式なのですが、普通にお金を入れてメニューをタッチするだけでは食券は出てきません。
「どうすればよかったっけ?」とオロオロしていると、お店の人が操作方法を教えてくれました。
麺の硬さとか色々選んだ後で最後に「発券」を押せばいいようですが、これが小さく分かりづらい!
僕の後から来たお客さん達も、最後の発券方法に戸惑っていたようなので、これは要改善ですね。

背脂とネギ多め、味噌だけど細麺で

今回のテーマは、森井さんが本来持つであろう尖った味を求めること。
味噌を選んでみましたが、これを「麺は太麺、その他は全部ふつう」では面白味がないので、味噌でありながら敢えて細麺をチョイスし、背脂とネギは多めにしてみました。
このお店、元々細麺のみだったようなので、オリジナルを味わうのがスジかと。
そして、背脂とネギは森井さん特徴の一つ(二つ?)。
これを多めにすることで、個性が際立つと思ったのです。
席で待っている間も、その味をあれこれと想像してしまいましたね。
頭の中では、美味い1杯が完成していました。

やっぱり「みそラーメン」だった

席についてから5分ほどでラーメン到着。
待ち時間は標準的。
細麺ではありながら、それほど早く茹で上がるというわけではないようです。
見た目は背脂とネギのインパクトがあるので、相当美味そうに見えます。

まずは、スープを一口。
「ん?、どこかで食べたことがあるような・・・」
そんなことを考えながら、お次は麺をひと啜り。
これは前回と同じ感想。
博多風龍さんの麺と瓜二つ。
だから美味しいです。

それにしても、背脂多めの割には背脂の存在感は控えめであっさりな風味。
香りも味も「背脂ふつう」と大差ないように感じます。
一方、ネギはその量に見合ったパンチ力があり満足。
それにしても、全体としてどこか懐かしい味だな〜っと思いながら食べ進めていると・・・
思い出しました!
サッ○ロ一番みそラーメン!!
このスープ、まさにその味ですよ。
でも、決して「まずい」とか「チープ」という意味ではありません。
サッポロ一番みそラーメン、美味しいですよね、
これを「まずい」という人はほとんどいないでしょう。
博多風龍の麺。
これも、美味しいですよね。
つまり、美味しいスープ+美味しい麺=美味しい1杯、です。
尖ったところはなくても、最後まで美味しく頂けました。
もしかしたら、森井さんは「尖っていない」というのがいいところなのかもしれません。
間違いなく万人うけするので、客さんが途絶えることはないと思います。
そんな京都ラーメン森井さんの「味噌ラーメン」の評価は以下のとおり。
(満点は星5つ)

こってり感:★★
麺の味と食感:★★★★
具材の種類と量:★★
味変の楽しみ:ー(今回は未実施)
オススメのシチュエーション:普通のラーメンが食べたい時

個性豊かなラーメンが多い昨今において、「尖っていない」からこそ「尖っている」と言えるのかも。
そんなことを悶々と考えつつ、しっかり完食してお店を出ました。
興味のある方は一度お試しください。