思いのほかマイルド
新潟発祥の魚介系背脂中華が美味しい「なおじ」さん。
以前、御茶ノ水店で初めて食べて、そのあまりの美味さに感動しました。
（その時の記事はこちら→「新潟発祥のラーメン「なおじ」さんで不思議体験 あっさり背脂で旨味濃厚という不思議なテイスト」）
その時に「油そば」がメニューにあったのをぼんやりと覚えていたので、今回は有楽町店にお邪魔し、その油そばを頂いてみました。
ビジュアル的には二郎系にカテゴライズされると思いますが、味わいはマイルドな方で、あまり空腹ではないお昼休み前に、「今食べておかないと、夕方まで食事の時間取れないな」という時でも、ペロリといけそうな感じです。
でも、味付けはしっかりなので満足感はありました。
それでは、詳細をレポートします！
居酒屋さんと併設の店舗
JR有楽町駅の京橋口を出て、ビックカメラがある方の道路を高架沿いに東京駅方面に向かっていると、「ヒノマル食堂」という居酒屋さんがありますが、なおじ有楽町店はその居酒屋さんの中にあります。
初めて行く時はちょっと戸惑うかもしれません。
外に看板はあるので、「ラーメン屋さんがあることを間違いない」と思いつつも、店内に入ると普通の居酒屋さん。
お店の人に「あの、ラーメンを・・・」と聞くと、店の一番奥まで進むように言われたので、その通りに行ってみると、ありました。
普通にラーメン屋さんが（笑）
で、ラーメン屋さんの方の店員さんに、入り口付近の券売機で食券を買うように言われ、入ってきた方とは反対側の入り口（高架下を通ってくる方）を見ると、こちらは完全にラーメン屋さん。
最初から高架下を通って来ていれば良かったですね。
そっちの方が分かり易いです。
見た目のボリューム感はあるが
今回は「油そば」と決めていたので、迷うことなくこれをポチり。
ちなみに正式名称は「なおじろう油そば」。
二郎インスパイア系であることが分かるネーミング。
食券をお店の人に渡し、４人掛けのテーブルに案内され着席。
平日の１１時５０分ごろだったので、待つことなく座れました。
店内は高架下ということもあり、やや暗めな感じですが、ランプのような暖色系の照明がすごく気分を落ち着かせてくれます。
この雰囲気は抜群ですよ。
待つこと約８分でラーメン到着。
見た目は想像通りのボリューム感。
ただ、ニンニク以外は特にオーダーしなかったので、脂はあまりないですね。
代わりにゴロゴロチャーシューがのっかていました。
まずは、卓上のラーメンたれをもやしにかけて、野菜パートから攻めていきます。
二郎系のお店はこのタレが美味しいですよね。
野菜によく合うので、もやしが「飲み物」状態になりますよ（←やや大袈裟）。
もやしを８割ほど片付けたところ、いよいよ麺にいきます。
丼の底にある甘辛いタレをたっぷり絡ませて頂くと・・・
美味い！！
分かりきったことですが、ほんと〜に美味しい！！
普通の二郎系まぜそばと比べると、甘辛さがちょっとだけ控えめでマイルドな味付けですが、それでも、このやや太めの麺と甘辛いタレって、悪魔級の相性の良さ。
これにニンニクのピリッとしたテイストと、食欲を掻き立てる香りが合わさると、もう箸が止まりませんよ。
僕はもともと少食な方ですが、胃袋が２倍以上大きくなったような気さえしてきます。
それだけドカドカと、何の苦もなく胃袋の中に麺が落ちていきます。
他の二郎系と異なり、ここのチャーシューは薄切り。
でも、豚の味がしっかりしていて美味しいです。
「もう少し欲しいな」って思えるくらいで、僕にはちょうど良い。
「チャーシューもガッツりいきたい！！」という方には、「油そばチャーシュー」があるので、そちらが良いかと思います。
お酢でさらにマイルドに
途中でラー油とお酢で味変してみました。
正直、ラー油の効果はあまり感じられませんでした。
でも、お酢はかなり効果があります。
１周だけ回しがけしましたが、「酸味を感じる」というよりも、甘辛ダレがより一層マイルドになる感じです。
「濃い味付けで最後までいきたい」という人には、もしかしたら不要かもしれません。
個人的には、ここの油そばの違った一面も味わえて大満足でしたが。
今回初めて訪問した、「なおじ」さんの有楽町店。
味はもちろんのこと、お店の雰囲気、店員さん接客、全てで満足しました。
そんな「なおじ」さんの「なおじろう油そば」の評価は以下の通り。
（満点は５つ星）
・こってり感：★★★★（ややマイルド）
・麺の味と茹で加減：★★★★★（麺は抜群の美味い！）
・トッピング：★★★★
・味変の楽しみ：★★★★
・オススメのシチュエーション：二郎系まぜそば食べたいけど、そこまで空腹ではない時