寒かったから辛味を求めて

1月某日、東京にも雪が積もった日から数日後の土曜日。
お昼頃でも気温が上がらずすごく寒い日でした。
この日、訳あって午前中のほとんどは屋外で立ちっぱなしだったので、足先から頭までカチコチに冷えてしまいまして。
そんな時は、体の芯から温まる辛い系の味が欲しくなりますよね。
で、ちょうど多摩センター駅にいたので、以前行ったことのある、麺匠えい蔵さんを再訪してみることにしました。
(前回の訪問時の記事はこちら→うまい麺ならここに行け!コテコテの背脂にニンニクとの相性も抜群!麺匠えい蔵多摩センター店
久々の訪問なので、あの時の味を思い出しつつ。
果たして、その結果は・・・。

海老の「味噌」の旨味が最高!

休日の12時ちょい過ぎだったので、「混んでるかな〜」と思いながらお店に入りましたが、幸いカウンター席には空きがちらほら。
待ち時間なしで着席しメニューを眺めます。
すると、「海老」の2文字が。
さらに、その上には「辛味」も。
寒さで弱りきった心と身体に響く文字の組み合わせですね。
「もうこれしかない!」と辛味海老豚骨ラーメンを注文しました。
待つこと5分弱でラーメン到着。待ち時間は標準より短く感じましたね。
丼からは海老の香りが立ち上り、ダイレクトに鼻を刺激して食欲を掻き立てます。
唐辛子っぽい粉が全体にまぶされているビジュアルも美味そうです。

まずは、ちょっとドロッとした感じのスープを一口。
これは美味い!!

海老独特の香り、甘味のある味わいに加え、濃厚な「味噌」の風味が舌と鼻腔にガツンときます。
これはもう、天一の海老バージョン。
ちなみに、味噌は味噌でも大豆から作るられるものではなく、海老の「味噌」ですね。
そしてそこにピリッとした辛味が加わると、海老の風味がより一層引き立つからあと引くんですよ。

予想に反して細麺、でも絶品!

スープを堪能した後は、いよいよ麺を頂きます。
前回の記事でも書きましたが、ここは麺が美味しいお店。
ちょっと鼠色かかったような中太麺は、噛みごたえがあり、味も香りも素晴らしいのです。
あの味を思い出しつつ、麺をリフトしてみると・・・
「ん??」
なんと予想に反して細麺。

しかも、博多ラーメンのような白色の、いかにも低加水っぽいビジュアル。
最初、スープとトッピングに隠れていたので全く気づいていなかったですね。
ドロッとしたこってり系のスープだから、中太麺か太麺の方が無難な気がしますが、とりあえず一口。
うん、これはありです!
と言うよりも、このスープにはこれしかないです!
濃厚かつ辛味のある海老の風味に、細麺特有の味と歯応え、かん水の程よい香り。
美味いですね〜
そしてトッピングはチャーシューが2枚とメンマ。
このチャーシューは脂身の部分が多かったのですが、トロッとした食感は全くくどさを感じさせず、むしろもう2枚くらい欲しくなる味わいでした。
スープ、麺、トッピングの全てがうまく調和し、1mmの隙もない一杯。
普段はスープを全部飲むことはほとんどありませんが、思わず完飲してしまいました。
これはもう、定期的に頂かないと禁断症状が出そうです(笑)

そんな麺匠えい蔵さんの辛味海老豚骨ラーメンの評価は以下の通り。
(満点は5つ星)

・こってり感:★★★★★
・麺の味と食感:★★★★★
・トッピングの種類と量:★★★★★
・味変の楽しみ:ー(味変はできませんが、そもそも不要です)
・オススメのシチュエーション:絶対にハズしたくない時